式場スタッフたちが、様々の感動をお裾分けします。

パティシエには　夏には　夏なりの、（そして　冬には　冬なりの）
心配の種が　いろいろあります。

デザート　と　いうのは　大体が　要冷蔵です。
クッキーや　パウンドケーキなど　一部を除いて。

こんな時　困るのが　ウェディングケーキに飾る
「作り物」です。
うちでは　大体　プラスチックチョコレートか　マジパンを使うのですが
プラスチックチョコレートは　さすがに　チョコレートというだけあって
暑さに弱いです。
まぁ　熱によって　形状が変化するからこその材料とも　いえるのですが…。

私は　冬は末端神経の血の巡りが悪く、めちゃめちゃ冷たい手なのですが、
夏は　普通の人並みで、やはり熱く、
色を入れたりするために　プラチョコを練っていると
熱による分離状態になってしまうこともあります。

でも　作る時は　状態が悪くなったら　少し生地を休ませたり、冷やしたりすれば
いいのですが、
一旦　会場に入ってしまった　ウェディングケーキは　そうは　いきません。

例えば、このようなリボンの場合、熱と重みで　下がってきてしまいます。
そのため　夏場にご注文いただいた　リボンの場合、裏面に　半透明フィルムを張らせていただく旨、
確認をさせて　いただいております。

これくらい　アップにすると　それとわかりますね。

「食べられる物で　作ってほしい！」と　いう　折角のご注文ですが、
季節によって　このような対応を　させていだだいております。
ウェディングケーキは　見た目も大事！！
そのための　飾り物作りですから。どうぞ　ご理解下さいませ。